パリテは「ダブルケア」は、この目標を達成すための一つのアプローチだと考えています。
育児、介護、病気を抱える方、心身の不自由です。介護を例に取れば、人間しか行わない営みです。そのケアを、公使問わず、もっとも人間らしい労働として担い合う。まさに「人間の証明」ともいえるがケアではないでしょうか。
ケアには育児、介護に限らず多様なケアが存在します。その背景は一人ひとり異なります。このことを互いに尊重することは、SDGsの基本理念である世界中の「誰ひとり取り残さない」そのものであり、またD&I(ダイバシティ&インクルージョン)にもつながるのです。
育児と介護の同時進行時のケア責任・ニーズの複合化と複合的課題
家族や親族等密接な関係下の複数のケア関係におけるケア責任・負担・ニーズの複合化と複合的課題
「ダブルケア」という言葉は、横浜国立大学大学院教授の相馬直子先生と英国ブリストル大学の山下順子先生が概念化されたものです。
出所:日本学術振興会科研費研究成果報告会横浜国立大学大学院相馬直子先生作成資料
ジェンダー平等の世界を実現のためには、ケアを男女ともに担い合うことができる必要で、そのためにはケアの負担が女性に偏っている現状を解決しなければならない喫緊の課題でです。それには、働き方改革全般を強力に推進し、性的役割分担意識を解消し、男性を家庭に返してあげること(男性の家庭活躍推進)も必要であり、一方で女性の経済的自律も必要です。
企業には、育児と介護のダブルケアからさらに概念を広げて、多様な人材がいきいきと働き続けらる職場づくりの観点からも、「複合的ケア」との両立支援マネジメントが求められています。
日本経済新聞(2022年10月17日朝刊)
経済教室「私見卓見」
『ダブルケア支援、官民協働で』
投稿記事が掲載されました。
ぜひお読みください。
ビジネスガイド№907
『育児と介護のダブルケア支援のために企業ができること』
(日本法令)
寄稿させていただきました。
ぜひ実務にお役立てください。
葛飾区男女平等推進センター・事業所向け情報誌「LooP」
『ダブルケアの時代・育児も介護も。』
寄稿させていただきました。
ぜひ、お役立てください。
最終更新日:2022.10.31
東京都と東京都立大学オープンユニバーシティは共催で時事的課題セミナーとして、『働き方・休み方改善セミナー』を開催されます。「休み方」にスポットをあて、勤務間インターバル制度などの紹介とともに、休息の重要性をお話します。
※このセミナーは東京都と東京都立大学のオープンユニバーシティが主催になります。東京都立大学オープンユニバーシティ2024年度秋期講座は全102もの多彩な講座が開講されます。「学びたい」ものを「学びたい」ときに。「知」を刺激して、「学ぶ」喜びを。