育児や介護、治療との両立など様々な制約の中で働く人が増えています。働く人によっては、通勤時間が削減されること等により、やらなければならないことと向き合う時間が生まれます。ワークライフコンフリクトの解消により、モチベーションの向上、業務の効率化、それは会社全体の生産性の向上にもつながります。
また、地震列島である日本は、いつどこで地震や災害が起こるのかかわかりません。テレワークは事業計画性の確保(BCP対策)にもつながります。平時のときこそ、テレワークを始めてみませんか。
テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用した、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方改革の一つです。「tele=離れたところ」と「work=働く」を合わせた造語です。
働く場所により、『在宅勤務』・『モバイルワーク』・『サテライトオフィス勤務』と大きく3つの区分があります。
オフォスに出勤せず、自宅で仕事を行う形態をいいます。
出張先のホテルやカフェ、顧客先、移動中の車内など、オフォス以外の場所で仕事を行う形態をいいます。
自社専用のサテライトオフィスや共同型のサテライトオフィスで仕事を行う形態をいいます。
なぜ、テレワークを行うのか目的を明確にした上で取組を始めましょう。
テレワーク導入に向けてのプロセスを構築するためには、まず現状の把握・課題分析を行います。テレワークの適した業務の切り分けや可視化を行うことは、本来の働き方改革につながります。
社員はテレワークに対する様々な不安や疑問を抱いています。運用ルールの策定後、導入研修を実施し、社員に丁寧に説明を行うことが大切です。その後、トライアル期間を経て本格導入するなどの施策も考えられます。
取組状況の確認をしっかり行いましょう。またフォロー体制をしっかり固めましょう。
実施することで、様々な課題が見えてきます。社員の声などから丁寧に課題を吸い上げ、改善する点があれば改善策を講じましょう。
更新日:2018年6月27日
東京都と東京都立大学オープンユニバーシティは共催で時事的課題セミナーとして、『働き方・休み方改善セミナー』を開催されます。「休み方」にスポットをあて、勤務間インターバル制度などの紹介とともに、休息の重要性をお話します。
※このセミナーは東京都と東京都立大学のオープンユニバーシティが主催になります。東京都立大学オープンユニバーシティ2024年度秋期講座は全102もの多彩な講座が開講されます。「学びたい」ものを「学びたい」ときに。「知」を刺激して、「学ぶ」喜びを。