経済協力開発機構(OECD)の『 Gender Date Portal 2019』によると、先進7か国で最も睡眠時間が短い国が日本であったという調査結果が出されています。それだけではなく、調査対象国(OECD加盟国+インド、中国、南アフリカ)中で、最も短い平均睡眠時間であるのも日本なのです。
さらに、労働生産性の国際比較を並べてみると(下図右下)、先進7か国で最も時間当たり生産性が低いのも日本です。2つの国際データから現実を突きつけられると、「睡眠時間の短さ」と「労働生産性の低さ」が無関係ではないでしょう。
睡眠時間が十分に取れない状況下で、良いパフォーマンスが発揮できるはずがありません。十分な睡眠時間がを取りたい!けれど難しい。それは、なぜでしょうか。働きすぎ、都市部に顕著な通勤時間の長さ、デジタル化の進展による手放せないスマホなどなど。
長時間労働の是正、通勤時間の緩和(テレワークや在宅勤務などの柔軟な働き方)、余暇時間の使い方(「時間は有限である」という意識改革)、企業が働き方改革の中で取り組めることはたくさんあります。
十分なパフォーマンスを発揮するために、働き方改革を果敢に推し進めましょう。高いパフォーマンスを発揮する社員が集まる組織は、いうまでもなく『強い組織』です。
更新日:2020.1.16