長く男性社会が続いてきた日本では、女性が心を開いて相談できる目上の人「メンター(相談役)」を見つける機会は限られていました。相談相手をみつけにくい社員にメンターを紹介する制度は1990年代後半から米国系企業を中心に始まりましたが、日本にはこの制度はなかなか根付きませんでした。現在、日本の女性管理職比率は先進国で最低レベルにあり、たびたび国際機関からも指摘されるほどでした。第二次安倍政権で女性活躍推進が成長戦略にも盛り込まれたことも追い風になり、メンター制度をきっかけとした人材育成の重要性が高まっています。
厚生労働省が作成した『”女性社員の活躍を推進するための”メンター制度導入・ロールモデル普及マニュアル』は、これからメンター制の導入やロールモデルの育成に取り込もうとしている企業のためのマニュアルです。
厚生労働省雇用均等・児童家庭局 雇用均等政策課 均等業務指導室
メンター(相談役)は、メンティ(相談者)に対して、豊富な人生経験ともとにキャリア形成の助言を行い、精神的な支えとなる人のことをいいます。人事評価をする上司とは違い、斜め上の立場から支援します。
「将来なりたい自分の姿をイメージすることができる、身近なお手本となるような働く先輩」のことをいいます。
東京都と東京都立大学オープンユニバーシティは共催で時事的課題セミナーとして、『働き方・休み方改善セミナー』を開催されます。「休み方」にスポットをあて、勤務間インターバル制度などの紹介とともに、休息の重要性をお話します。
※このセミナーは東京都と東京都立大学のオープンユニバーシティが主催になります。東京都立大学オープンユニバーシティ2024年度秋期講座は全102もの多彩な講座が開講されます。「学びたい」ものを「学びたい」ときに。「知」を刺激して、「学ぶ」喜びを。