育児と介護の「支援」の違いを知ろう

育児と介護の「支援」の違いを知ろう

育児と介護に関する両立支援については、「育児・介護休業法」という同じ法律の中に定められてます。しかし、育児と介護の両立支援の背景にあるものは大きく異なります。介護の両立支援の目的は、社員自身が介護そのものを担うことを支援するのではありません。支援の目的を正しく理解することが、仕事と介護の両立支援の第一歩になります。

育児支援 介護支援
支援の目的 社員が子育てに積極的に関与できるように支援すること 両立を社員自身がマネジメントする準備を支援すること
期間 確定的な有期 時間的予見が難しい
同時多発性 直列型 並列型
負担 時間的経過とともに軽減される(リスク低減型、負荷逓減性) 時間的経過とともに重くなる(リスク逓増型、負荷逓増性)
社員の年齢、社内での地位 20歳代、30歳代の比較的若い層 ※非管理職であるケースが多い 40歳代後半~50歳代の中高年齢層 ※上位管理職に就いているケースが多い
空間的な位置関係と距離 同居(移動等の問題が生じることは少ない) 遠距離介護の可能性(移動コスト:時間的、経済的、肉体的、精神的負荷が大きい)
複雑な当事者性 主たる担い手、補助者、支援者がシンプルかつ明確 当事者間関係の多様性、複雑化

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介護

更新日:2015年8月13日

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