政府目標『2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%とする』いわゆる「202030(ニィ・マル・ニィ・マル・サン・マル)。女性活躍推進に掲げられた数値目標「30%」の意味についての政府の説明は、わかりやすさからは星2つです(★★☆☆☆)。
そこで!米ハーバード大学ビジネススクールのロザベス・モス・カンター教授の「黄金の3割」という理論を紹介します。構成人員の30%を少数派が占めると、意思決定に影響力を持つようになるという考え方です。会社などの意思決定の場では、様々な立場の人々が参画し、活発な議論が行われなければなりません。女性もテーブルにつき、ディスカッションに参加しなければならないのです。そのためには、ある一定割合の女性の参画が必要であるということなのです。
女性活躍の推進をどのように進めたらよいのかわからない・・・
女性活躍推進の第一歩は、経営戦略として位置づけることです。まずは現状把握から始めましょう。そして、自社のあった活用戦略を立案しましょう。
現状把握には、チェックリストなどを利用して自社の取組を「見える化」することが効果的です。下表は、①女性の活用方針・風土づくり、②女性活用の推進体制、③女性の意識開発・能力開発といった代表的な3つの分野と個別施策のイメージです。それぞれの個別施策を例示し、あてはまる4点、ややあてはまる3点などと点数化していきます。実際には、女性の活用の評価・処遇、女性の仕事内容・就労条件などをの分野を加えて、自社の女性活躍支援のための人事施策全体を見直していくことが重要です。さらにレーダーチャート化することで自社の重点施策が明確になります。
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更新日:2014年10月9日
東京都と東京都立大学オープンユニバーシティは共催で時事的課題セミナーとして、『働き方・休み方改善セミナー』を開催されます。「休み方」にスポットをあて、勤務間インターバル制度などの紹介とともに、休息の重要性をお話します。
※このセミナーは東京都と東京都立大学のオープンユニバーシティが主催になります。東京都立大学オープンユニバーシティ2024年度秋期講座は全102もの多彩な講座が開講されます。「学びたい」ものを「学びたい」ときに。「知」を刺激して、「学ぶ」喜びを。
毎年11月は「過労死等防止啓発月間」です