女性の体は繊細です。女性は女性ホルモンにメンタルが左右される時期がたびたびあるのです。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、このホルモンの分泌量やバランスは、月経周期や年齢などによって変化します。女性はライフステージが多彩であり、ステージごとに環境や役割も変わります。そのため、心の健康にも大きな影響が生じやすいのです。
主な症状 | 原因 | |
---|---|---|
月経前 | PMS(月経前症候群) | ホルモンバランスの変化/セロトニン(※)の減少 |
更年期 | 更年期障害による精神症状 | エストロゲン分泌量の急激な減少 |
この他にも、出産後は心の症状がでやすい時期です。出産後はエストロゲンやプロゲステロンの急激な減少により、マタニティブルーズや産後うつ症状が出やすいのです。
(※)神経伝達物質であるドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。
症状は個人差が大きいという特徴があります。つらいときや、ご自身の心や体が変だなと思ったときは、がまんせずに婦人科などで相談するとよいでしょう。体調管理アプリを利用して、症状を記録しておくと、受診の際もスムーズですよ。
心と体はつながっているとよく言われます。普段から、ご自分にあったストレス解消法やリラックスできる方法を知ることも大切です。運動・栄養・睡眠も大切にしましょう。
最終更新日:2025.1.31