マタニティ・ハラスメント

マタニティ・ハラスメントという言葉を聞いたことがありますか?

マタニティ・ハラスメント(マタハラ)

マタハラ

「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)」とは、働く女性が妊娠・出産を理由とした解雇・雇止めをされることや、妊娠・出産にあたって職場で受ける精神的・肉体的なハラスメントで、働く女性を悩ませる「セクハラ」「パワハラ」に並ぶ3大ハラスメントの1つとされています。

マタハラの認知度はわずか6.1%

Q.マタハラという言葉や意味について

・言葉も意味もはじめて知った         79.5%
・聞いたことはあるが、意味はよく知らなかった 14.4%
・言葉も意味もよく理解している         6.1%

⇒マタニティ・ハラスメントの認知度はわずか6.1%

マタハラが起こる原因第1位は男性社員の理解・協力不足

Q.マタハラが起こる原因について

1位  男性社員の妊娠出産への理解不足・協力不足  51.3%
2位  会社の支援制度設計や運用の徹底不足     27.2%
3位  女性社員の妊娠出産への理解不足       22.0%

⇒半数以上の女性が男性社員の理解・協力不足と回答

妊娠がわかったときの心境

Q.仕事をしながら妊娠がわかった当時の「仕事と妊娠・子育て」に関する心境について

・不安はあまりなく、素直に喜べた      37.0%
・嬉しかったが、同じくらい不安を感じた   41.5%
・嬉しかったが、それ以上に不安を感じた   14.9%
・不安しか感じなかった            6.6%  

⇒在職中に妊娠が分かった女性の6割以上が「仕事と妊娠・子育てへの不安を感じた」と回答

法律の知識

Q.働く女性の妊娠・出産に関して様々な法律で保護されていることについて

・法律があることも知らず、その内容も知らなかった    22.0%
・法律があるのは知っていたが、その内容は知らなかった  28.3%
・法律があることは知らなかったが、内容は知っていた   20.6%
・法律があることは知っており、その内容も理解していた  28.1%

⇒半数以上の女性が産休・育休の権利は法律で守られているという事実を知らなかったと回答

出所:2013年5月連合調査より抜粋

妊婦がいきいきと働ける環境づくり

2013年6月5日、厚生労働省から発表された2012年の合計特殊出生率は、1.41(前年より0.02ポイント上昇)でした。出生率は上がっても、出生数は過去最低の状況で、少子化に歯止めがかかりません。

連合調査結果から、「妊娠時に不安を感じた」という女性が多いことに少なからず衝撃を受けました。これでは、少子化は解消されません。調査結果の全文もぜひご覧いただきたいのですが、将来、妊娠・出産を希望する8割近い女性は、「働きながらの子育てを希望」しています。
妊婦がいきいきと働ける職場には、職場の理解が不可欠です。連合調査ではマタハラが起こる原因のだ第1位には「男性社員に理解・協力不足」となりましたが、妊娠・出産を周囲で経験したことがない場合は、理解しようにも”わからない”というのが本音だと思います。独身者や配偶者に出産・育児を任せきりだった管理職も多いと思います。だからこそ、社内の研修などを通じて、妊娠中の女性への配慮など知識の共有や経験を通して、働きやすい職場環境づくりが大切です。

連合調査の全文はこちら
マタハラ訴訟最高裁判決
判決

妊娠や出産を理由とした降格は「本人自身の意思に基づく合意か、業務上の必要性について特段の事情がある場合以外は違法で無効」とされたマタハラ訴訟判決。社会問題となっているマタハラ問題に一石を投じる最高裁判決が2014年10月23日に出されました。「復帰後の配置について本人にあらかじめ明示し、それを前提に他の職員の雇用管理もすべきだった」という点に言及した裁判官の補足意見は、今後企業の人事労務管理上、十分に留意する必要があると思われます。

更新日:2013年6月19日
更新日:2014年10月24日

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